感覚を言葉で伝える

みなさん、こんにちは!
今日の仙台は、霧雨のお天気です。
少し、肌寒いです。

午前中、中嶋さんの指導へ角田陸上競技場に向かう。

車の運転をしながら、茂木健一郎さんのCDを聞きながら
脳の活用法を勉強しながらスポーツ選手に対応する事を
考えていました。

アップを済ませた中嶋さんが丁度スパイクを履いて
流しをしているのを観ておりました。

”しっかり、接地が出来ていないな~”

久しぶりにお逢いするので
まず、〇〇〇〇のほぐしを伝授させていただく。

かなり痛いのだが終わった後の肩関節の楽な動作に
中嶋さんの驚いた顔が印象的であった。

この方法を応用した股関節のほぐし方を行うと
瞬時に、”力点”が変わってしまい重心移動が楽になった。

これらの事を踏まえた上で再度、アップシューズで芝生の上を
走ってもらったがアップ時の走りと全然変わってしまう。

いい感覚になってきたので、”接地”のポイント点を
いろんな例え話を用いて説明させていただいた。

・Y選手にも伝えたのが『ゴキブリホイホイ走法』????

・おもちゃを買ってもらえない子供の姿?????

面白おかしく表現をしてイメージを作ってもらうのだが
これが以外と理解していただけて動作が良くなってしまう。

脳で理解できると身体への指示レベルが変わる。

一見、矛盾を感じることの中に答えは潜んでいる。
誰もが良くしたいと思い、良かれと思って行っていた事が
実は、求めていきたい事と逆の事を
やっている場合が非常に多いのが現実なのである。

私の指導法や思考法でもよく使うのが弁証法。

両極を作ることにより、求めていきたい事を
より明確にしていく事が出来る。

この両極を作らないから、ある意味『極端』になってしまい
いい結果を得られなくなるのだ。

100Mの後半をチェックして欲しいという中嶋さん。

まず、1本を走ってもらい動作確認をしていく。
ここでも求めていきたい動作が実際の動作で出来ていない事を
中嶋さんに説明させていただき、私が現役時代に行っていた
練習方法とポイント点を確認して再度走っていただいた。

『意外とスピードが落ちないんですね!』

頭と身体で理解できた笑顔の中嶋さん。
その後も歩きながら動作確認を行い体得していただいた。

練習終了後、中嶋さんに〇〇の〇〇をほぐす方法を伝授。

かなりの痛みが出ましたが終わった後の身体の軽さに
大変驚かれていらしゃいました。

そして、気になっていた腰の痛みも取れたようで
今日もいい指導が出来て嬉しかったです。

体得した素晴らしい動作をいかに分かりやすく伝えることが
出来るかどうかで指導者の”力量”が決まる。

動ける身体つくりに重要なメッソドのひとつが
感覚を言葉で表現できること。

もっと磨いていきたいと思います!

        感謝

About まっちゃん

◆1968年生まれ◆中京大学体育学部 体育学科卒◆競技歴 陸上競技15年◆自己ベストタイム100m 10秒5(手)10秒68(電)
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