体重・体脂肪・体のサイズ・食事のカロリー…
いろんな数字が気になりダイエットを始める訳ですが 、数字（数値）を下げることばかりに意識してしまうせいで無理な運動や食事療法をしてしまい逆に体調を崩してしまう人が後を絶ちません。
他人が勝手に決めた価値観の枠の中に無理に入ろうとするのではなく、自分自身がどうなりたいのかを明確にし、心もからだも元気に健康になることがダイエットの基本ではないでしょうか！

ダイエット経験者の６０％以上の方がリバウンドを経験しているそうです。リバウンドを繰り返してからだにいい訳がありません。また、拒食症は生命の危機を伴うので正しい食事の知識を持つことが先決です。
『食事』とは"人を良くすること"と書いています。毎日の生活の中で『何を食べているか？』で健康で元気なからだになれるのか不健康で病気がちのからだになるのかが決まってきます。
また、からだの欲しがっている食物を食べればよいのすが、カロリー計算された食事ばかり食べていると逆にからだに負担をかけることになります。体質改善をしたいのであればカロリー計算された食事ではなく、からだを元気にするための食事にしなければ健康なからだにはなれないのではないでしょうか。

最近、ファッション誌「VOGVE」が世界中にモデルのやせすぎ問題の対策を発表しました。発表された対策は世界１９の国や地域で展開する VOGVE誌の編集長 19人の連名で出され、過激なダイエット（摂食障害）が見られるモデルは使用しないとの事。モデル事務所に対してもモデルの健康状態と体脂肪指数のチェックを呼びかけているそうです。
これは、"不健康なモデルはいらない"と言っているのと同じことです。
これからの時代は、"健康で美しいからだ"が基準になってくるのです。

☆三日坊主は実は正しい結果？

一昔前に流行した○○式ダイエット法。激しいトレーニングをして筋肉にだけ負荷をかけて引き締めようとする方法ですが、ほとんどの方が『三日坊主』で終わりました。
これは、やりたくないと嫌がっているからだからの『合図』なのです。やりたくないことを自分に課すようなやり方は、長く続けることが出来ないばかりかダイエットには何の役にも立ちません。あなたのからだはそのことを痛みや違和感を通じて教えてくれているのです。

☆腹筋はしない方がいい？

最近、割れた腹筋（シックスバック）をつくるトレーニングが流行しています。見た目にはいいのでしょうが、からだ側から見てみると身体機能が低下してしまっている状態です。また、お腹が固いと内臓の働きにも影響が出てきます。特に、中高年の女性の方は病気の前兆として必ずお腹が固くなります。内臓がうまく働けないと腸のぜん動運動が弱くなり免疫力も低下してしまうのです。
お腹はやわらかい方が内臓が働きやすくなり、腸のぜん動運動も活発になるので冷え性の改善や便秘の解消にもなります。

☆『からだ』が固まると『心』も固まる？

"ダイエット =筋肉を鍛える"従来の方法の定番といってもいい考え方ですが、筋肉だけを捉えて鍛えても、からだはかえってアンバランスになっていきます。
なぜならからだには"骨"もあり"内臓"もあるのです。
筋肉は固めるよりもゴムまりのような弾力性のある筋肉の方が日常生活やスポーツもからだを楽に動かすことができます。筋肉を固めてしまいますと、骨格の動きや内臓の働きまでも妨げられてしまうので疲れがたまる一方です。
その結果、何をしても"居心地の悪さ"を感じて『心』まで沈んでしまい、一体何のためにダイエットをしているのか分からなくなります。